▼下川町の位置
下川町は、上川エリアの北東に位置し、西に名寄市、南に士別市、北に網走エリアの雄武町、東に西興部村、滝上町に接している。
上川エリアの中心都市、旭川市からは名寄市を経由して約100kmの距離。名寄まではJRで約1時間、そこからバスに乗り換え約30分だ。
自動車であれば、旭川から途中の「士別剣淵」インターまで道央高速道が利用できる。その場合、下川までは約1時間30分、全て一般道だと約2時間。札幌からだと下川までは約240kmの距離である。
▼下川町のプロフィール
下川は森の町。
早くから森を産業の中心に据え、森林の維持のための人材育成や、環境を意識した製材以外の商品開発に取り組んできた。
例えば、町内にある五味温泉では、木質バイオマスを代替燃料として使用している。重油ボイラー一基とバイオマスボイラー一基の組み合わせで11.5万リットルの重油が削減され、これはCO2換算で324.8tにもなるという。
土地面積の87%が林野で国有林が86%、民有林が14%を占める。
町有林のうち65%が人工林の針葉樹で、トドマツ(52%)、エゾマツ(24%)、カラマツ(20%)の順で割合が多い。1%は人工林の広葉樹でタモを植林している。
残る34%が天然林で、エゾマツやトドマツといった針葉樹とミズナラやシナノキ、ハルニレ、ハリギリ、ヤチダモなどの広葉樹の混交林になっている。
かつて鉱業が盛んで、1941年から銅の採掘を本格的に進めていた三菱下川鉱業所は、1968年に過去最高一億円強の利益を計上している。
しかし1983年に下川鉱業所が休山、1989年には町内を横断していたJR名寄本線が廃線となった。
下川町の観光名所といえば「万里長城」だ。
桜ヶ丘公園をグルリと一周する石積みなのだが、これは、「農地の除礫作業から出た石の処理」と「手づくり観光」という二つの企画が合致して生まれたもの。毎月第3日曜日を「町民石積みの日」と定めて、もっこを使い、まさに手づくりでコツコツと積み上げていった。
1986年に最初の一石が積まれ、2000年に公園の外周2kmの築城を達成。使われた石は15万個以上、石に名前を刻んだ人は12万5千人に上る。
そして、下川といえばなんといってもスキージャンプ。
今年2月に開催されたトリノオリンピックには、下川町から岡部孝信選手、葛西紀明選手、伊東大貴選手、伊藤謙司郎選手の4名もの選手を送り込んでいる。町営のジャンプ台では、未来のゴールドメダリストたちが、日々トレーニングを積んでいる。
(2006年8月記)
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| ▲木を隅々まで利用する。森林組合ではバラエティに富んだ機械装置を数多く所有している |
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| ▲万里長城に積まれた石にはビッシリと記念の名前が書き込まれている。築城達成イベントには当時の孫中国総領事も出席、長城は中国との架け橋にもなっている |
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| ▲名選手を育てたジャンプ台。K点が65mと40mの台があり、レベルに合わせて練習できる |

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