明治の水運路、幌向運河を辿る
 
南幌町・幌向運河と防風林フットパス
   
札幌から程近い南幌町。
畑一面、見渡す限り小麦畑、キャベツ畑、水田が広がります。なかでもキャベツは「なんぽろキャベツ」として有名で、北海道トップクラスの生産量を誇ります。
このフットパスは、明治29年に開通した幌向(ほろむい)運河を辿り、市街地から防風林の回廊、畑の真ん中を通り抜けてスタート地点に戻る周回コースです。水辺、市街地、そして田園風景と平坦ながら変化に富んだ風景を楽しめます。

※注意:今回テストコースとして歩いています。現地には看板、地図等の標記はありませんので、ご注意下さい。

★★★☆☆
南幌親水公園「ふきの塔」(南幌温泉向かい)/住所:北海道空知郡南幌町南9線西14
同上
約13.7km
約3時間30分〜
南幌親水公園、南幌町ふるさと物産館ビューローにWC、売店等あり。
■南幌親水公園:
 【マイカー】道央自動車道「江別東I.C」から車で約10分
 【バ  ス】新札幌バスターミナル発の夕鉄バス「南幌・栗山行き」に乗車 「南幌温泉前」で下車(所要時間45分) 
南幌親水公園にあり。
■南幌親水公園/TEL:0144−84−2222
■南幌町ふるさと物産館ビューロー/TEL:0144−84−2222(南幌観光協会)
■南幌町街なか活性化委員会/TEL:011-378-2203

コースNAVI
@南幌温泉に隣接した親水公園がスタートです。高さ21mの展望台ふきの塔からは、南幌の田園風景が見渡せます。
A親水公園にはパークゴルフ場も整備されています。公園内を歩いて幌向運河に出ます。
B幌向運河は1896年(明治29年)開通した閘門(こうもん)式運河です。水門を設けて水位を調節する方式で、同様の方式の運河にパナマ運河(1914年開通)があります。
C道の左手に「開田碑」があります。
D運河を右手に砂利道を歩きます。
Eかつての水門、船着場がこのあたりにありました。
F幌向村駅逓所跡。1930(昭和5)年、夕張鉄道の開通に伴い1931(昭和6)年11月で廃止となりました。
G陶芸作家、元木弘子さんの南幌窯が右手にあります。
H南幌町ふるさと物産館ビューローです。1階で食事もできます。展望台からは360度、街の様子が見晴らせます。
I南幌町役場の横からシラカバの遊歩道に入り、南幌中学校の横を通ります。南幌高校の裏手から防風林に入ります。
J風を遮る耕地防風林のなかを進みます。この日のために草刈をしていただきました。
K防風林を抜け、右に折れると採草地が広がります。
L風にそよぐ小麦畑を抜けて、親水公園へ戻ります。最後は舗装路が続きます。

▲南幌温泉ハート&ハート。休日ともなると大勢の人で賑わいます。歩き終えたらここで一服。

▲舞い踊っていたアゲハチョウとクジャクチョウ。

▲雑草に飲み込まれていた人工物。偏に風の前の塵に同じ。

▲逞しく、陽気に野辺に咲くヒルガオ。

▲平坦ななかにも変化に富んだ環境があり、多くの生き物が息づいています。
コースVIEW
@スタート地点は南幌親水公園の一角、ふきの塔です。手前の建物ではアイスクリームを売っています。

A親水公園では夏はヘラブナ、冬はワカサギ釣りが楽しめます。

B公園を出て、幌向運河沿いの砂利道を歩きます。右手が幌向運河、左に小麦畑が広がります。アップダウンのない道です。南幌町は山のない平野のため土地は肥沃ですが、明治26年の入植以来、夕張川や千歳川の水害に悩まされてきました。

C道路を横切り、運河沿いを進みます。左手に「開田碑」と刻まれた石碑がありました。

D右手に運河があるのですが、草が生い茂り見えないところもあります。

E幌向運河の第3閘門跡です。幌向運河には当時5か所の木製の水門が設置されていましたが、全区間を船が航行したのはわずか2回と言われます。相次ぐ洪水で運河が土砂に埋まったり、水門が壊されたりしたためです。

F1909(明治42)年に営業が開始された幌向村駅逓所は、幌向運河の船着き場に位置していました。入植者や運送業者の宿泊施設として、また食料や衣料品などの物流拠点でした。現存する建物は1926(大正15)年に建築された木造平屋建てで、水害に備え約1mの高床式の珍しい構造になっています。



G途中、右手に「南幌窯」があります。なかはギャラリーになっていて作品を購入できます。下のブルーの建物はかつての映画館だったそうです。

H町中に立つビューロー。展望台からは南幌市街を眺めることができます。

I南幌町役場の脇からシラカバの小道に入り、真っ直ぐ進みます。

Jやがて右手に南幌高校、左手に防風林の森が現れます。この防風林のなかを進みます。

K防風林が切れたところで右に折れます。ここからは畑のなかを進んでいきます。

L小麦畑と水田を抜けて、親水公園に戻ります。


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