札幌人の原風景を歩く
藻岩山から北海道神宮へ[前編]
  〜藻岩山⇒旭山記念公園〜
   

スタート地点となるのは、三角山とともに札幌市民に親しまれている藻岩山。ここから旭山記念公園、円山を経て、北海道神宮まで歩きます。
札幌のシンボル藻岩山は標高531mで、もともとアイヌ語で「インカルシペ」(いつも上って見張りをするところ)と呼ばれていました。この原始林は開拓史時代から保護され、その後、北海道庁が原生天然保存林に編入、大正10年に天然記念物に指定されています。指定地は山頂から分水嶺を境にした北東斜面一帯で、広葉樹ではシナノキ、エゾイタヤを中心にサワシバ、オヒョウ、シウリザクラ、ヤマモミジ、アオダモなどが混生しています。藻岩山麓には樹木と草本類をあわせて400種以上もの植物が生息しています。
山頂へは登山道のほか、北側からのロープウェイ、南側からの藻岩山観光自動車道(有料)と3つのルートがあります。山頂は展望台のほか売店やレストランがあり、夜景を眺めながら食事が楽しむこともできます。展望台からは石狩平野、そして石狩湾までを一望することができます。
旭山記念公園は、札幌市創建100年を記念して昭和45年に完成した藻岩山と円山の中間に位置する公園で、ここからの夜景もまた格別です。

★☆☆☆☆
藻岩山慈啓会病院登山口/住所:札幌市中央区旭ヶ丘5丁目
旭山記念公園/住所:札幌市中央区界川4丁目
約6.0km(藻岩山登山口〜旭山記念公園下)
約2時間30分〜(同上)
藻岩山登山口にWC、頂上レストハウスに売店・WC、森の家にWC、旭山記念公園園内にWCあり。
■藻岩山登山口:地下鉄東西線「円山公園駅」からJRバス ロープウェイ線「慈啓会前」停留所下車徒歩で約5分
■旭山記念公園:地下鉄東西線「円山公園駅」からJRバス[西13]で約15分、「旭山公園前」停留所下車徒歩で約5分
藻岩山登山口、旭山記念公園にあり。
■藻岩山/札幌振興公社 TEL:011-561-8177(ロープウェイ)
■旭山記念公園/中央区土木部維持管理課 TEL:011-614-5800

コースNAVI
@藻岩山へのアプローチは、この慈啓会病院コースがもっともポピュラーなルートです。一歩足を踏み込むと、すぐに立ち現れるカツラの大木に驚かされます。
Aしっかり踏み固められた道が続きます。馬の背の手前が少し急な登りになっています。
B馬の背を左に曲がり、ササの生い茂る道を進みます。
Cやがて道が石に覆われてきます。ここが最後の踏ん張りどころです。
D展望台の上からは360度のパノラマです。北側は札幌市街が広がります。天気がよければ、日本海や旭岳まで見通せます。
E元きた道を引き返し、今度は馬の背を直進して、旭山記念公園方面に進みます。
F尾根伝いに斜面を登っていきます。この先を左に下ると小林峠へ下りることができます。
G木漏れ日の降り注ぐ尾根道を進んでいきます。藻岩山と比べて人の行き来が少ないようです。
Hやがて木立の隙間から空が見えてきます。ここから旭山記念公園の園内に入っていきます。
I「森の家」という無料施設があります。ここで一休みしていきましょう。
J旭山記念公園は夜景の名所で冬期間を除き22時まで駐車場が開いています。
K斜面をくだっていくと、やがて車道に出ます。ここからしばらく歩道を歩き、円山へ向かいます。

▲矛のような葉をしているのはヤマグワです。
▲路傍には山頂まで三十三ヶ所のお地蔵様が佇んでいます。

▲藻岩山麓ではクマゲラが子育てをしており、6月中旬には巣立っていきます。

▲登山道が整備されたのは明治の頃。伐採されずに残った大木が空に向かって聳えています。

▲ゴジュウカラは頭を下向きにして、移動する珍しい鳥です。

▲例年スズメバチの被害が出ます。山歩きの際は気をつけましょう。

▲山頂で見かけたカナヘビ。

コースVIEW
@慈啓会病院の看板を目印に坂を上ると、つきあたりが藻岩山への登り口です。車を20台ほど留められる駐車場やトイレがあります。慈啓会病院コースは最もポピュラーなルートで、看板も随所に設置されています。

Aハリギリやオオバボダイジュなどの巨木が彼方此方に立っています。

B「馬の背」と呼ばれる鞍部を左に折れて、生い茂るササの小路を進みます。右に折れると、旭山記念公園方面です。

C山頂手前は少し急な斜面になっています。石を踏み越え、乗り越えていくとやがて展望台が見えてきます。

D藻岩山の山頂にはレストランと売店があります。ロープウェイで下りるのであれば、乗り場まで無料バス・モーリス号が運行しています。

E「馬の背」の分岐です。ここは真っ直ぐ尾根の上を進んでいきます。ここを右に下ると、慈啓会病院方面です。

F旭山記念公園方面へ伸びる道は、通行量が少ないためか藻岩山方面より狭くなります。このあたりは風の通り道になっており、風倒木が目立ちます。

Gしばらく尾根を歩きます。時折右手に札幌の町並みが見えます。

Hさらに進むと…空が見えてきます。旭山記念公園の裏手に出ます。

I丘を下っていくと「森の家」という建物が現れます。これは旭山記念公園市民活動協議会が市と協定を結び、管理・運営している施設で、食事をしたり休憩したりできます。館内にはトイレもあります。(木・金は休館日、問合せは札幌市中央区土木部維持管理課)

J木々はきれいに刈りこまれ、美しいシンメトリーになっています。ここからの風景はTVでもお馴染みです。ここから左手に下っていきます。

K起伏のある芝生の斜面を下っていくと、右手にトイレがあり、やがて車道に出ます。


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