皆が神、仙人の住みたまう所−
ニセコの高層湿原、神仙沼への道
   

神仙沼付近は標高750mほどの高層湿原です。
昭和3年10月7日。日本ボーイスカウトの生みの親、下田豊松氏一行が、ニセコ山系に青少年の心身修養訓練道場の候補地を求め、その踏査中に発見されたのが、ここ神仙沼です。青みを帯びた静寂の湖面には、アカエゾマツが逆さに映り神秘的です。その様相から、皆が神、仙人の住みたまう所−「神仙沼」と命名されました。
神仙沼湿原はヌマガヤ−イボミズゴケ群落、ミヤマイヌノハナヒゲ−ワタミズゴケ群落、ホロムイソウ−ミカヅキグサ群落、ミツガシワ群落、クロヌマハリイ群落、フトヒルムシロ群落、ミクリ属群落などが見られ、環境省の日本の重要湿地500にも選ばれています。

★☆☆☆☆
神仙沼自然休養林休憩所(レストハウス)/住所:岩内郡共和町前田後志森林管理署内
同上
約2.6km(神仙沼往復+展望台往復)
約40分〜
神仙沼自然休養林休憩所に食堂、WCあり。
■公共交通機関:JR函館線「ニセコ駅」からニセコバス、ニセコ周遊ぐるりぬぷり号で神仙沼レストハウス下車。※7月上旬〜10月上旬の土・日・祝日のみ運行
■マイカー:札幌から国道5号をニセコ方面へ112km、ニセコ町で右折して道道66号を24km、または、札幌から国道230号を洞爺湖方面へ75km、留寿都村で右折して道道66号を41kmで神仙沼自然休養林駐車場。
神仙沼自然休養林休憩所にあり。
後志森林管理署/TEL:050−3160−5805
共和町観光協会/TEL:0135−73−2011 

コースNAVI
@道道66号線沿いに三角屋根のレストハウスが建っています。館内ではカレーライスやそば、ジンギスカンなどの食事を摂ることができます。また2階には神仙沼はじめ近隣の観光パンフレットなどが置いてありますので、まずは足を運んでみましょう。ただし、この道道66号線は冬期間通行止めになります。
A66号線を渡ると、神仙沼への入り口です。
Bコースはしっかり整備された木道です。快適に歩くことができます。
C木道が二股に分かれていますが、しばらく進むと合流します。
D広々とした湿原に出ます。湿原はおよそ4.18haの広さがあります。小さな沼がいくつも出現します。
E湖面面積はおよそ1.19ha。神仙沼の鏡のような湖面に周囲の木立が映り込み、幻想的です。湿原をぐるり一周してもときた道を戻ります。
Fレストハウスの右手の道は展望台に続いています。展望台からは日本海を望むことができます。

▲青、緑、黄、赤。湖面に映る色彩を楽しむなら色鮮やかな秋がお勧めです。
▲エゾエンマコオロギのメスがぶら下がっています。

▲日向ぼっこ?ミヤマツノカメムシが止まっていました。

▲産卵しているルリボシヤンマをたくさんみかけました。

▲水は透き通っていて底に水草が生い茂っている様子がわかります。濾過されているので美味しいウィスキーを仕込めそう。
コースVIEW
@道道66号線沿いにあるレストハウスがスタート地点です。このあたりは1市8町2村にまたがる19,000haのニセコ・積丹・小樽海岸国定公園の一部になっています。

A神仙沼まできれいに整備された木道が敷かれています。アップダウンもほとんどなく、ゆっくり景色を楽しみながら歩けます。

Bダケカンバにツタウルシが巻きついています。

Cこのあたりは木道から谷下を見下ろせます。ダケカンバの白い幹が山肌を覆い、なんとも不思議な風景です。

Dいくつか分岐点がありますが、道標や案内板があるので、間違えることはありません。神仙沼レストハウスを起点に、湖沼めぐりやニセコ連峰を縦走することもできます。
D4haの湿原に生えるヌマガヤが枯れて黄金色に染まっています。

E神仙沼の深さは平均1.3m、最大でも2mです。しかし湿地なので間違って足を踏み入れようものなら、ズブズブ埋まり大変なことになりそうです。

Fレストハウスの横から日本海を望む展望台に行くことができます。正面には共和町のまち、その奥に積丹半島が見えます。


Copyright (C) 2006 Hokkaido Tanken Magazine. All Rights Reserved.
[HOME】