熱郛川から東山を越えて−
黒松内チョポシナイフットパス

   

1980年代後半からヨーロッパ型の農村リゾートづくりに取り組んできた黒松内町。町の施設は緑・茶・白のキーカラーで統一され、町オリジナルの特産品も充実しています。
町では2004年からフットパスコースの整備に着手。町民が実際に英国に足を運び、コースづくりを学んでいます。最初につくれらた「チョポシナイコース」は、農作業道に河川管理道、東山への未舗装の町道を結ぶ全長5キロのコースです。コースにはオリジナルの道標が設置され、地図(PDFマップ)さえあれば一人でも辿れるようになっています。ちなみに「チョポシナイ」とは町内の地区名で、「魚のいる川」の意だそうです。
現在、チョポシナイコースに続き、「寺の沢コース」「西の沢コース」がほぼ完成、3コース続けて歩くこともできます。

★☆☆☆☆
道の駅くろまつない(トワ・ヴェールU)/住所:寿都郡黒松内町字白井川8番地10
黒松内町役場/住所:寿都郡黒松内町字黒松内302番地1
約10.5km
2時間30分〜
道の駅くろまつない(トワヴェールU)。黒松内町役場前にWCあり。
JR熱郛(ねっぷ)駅から道の駅くろまつないまで約700m。
道の駅くろまつないにあり。
黒松内町フットパスボランティア 代表・新川幸夫さん
黒松内町役場企画調整課/TEL:0136−72−3311(代表) 

コースNAVI
@道の駅くろまつない、トワ・ヴェールUは、道内でもっとも人気のある道の駅のひとつです。トワ・ヴェールとはフランス語で「緑の屋根」の意味。乳化剤や保存料などを一切使用しない、道産小麦100%のパンや町内産の牛乳からつくられるアイスクリーム、道内産の上質豚肉から作られるハムやソーセージなど黒松内町オリジナルのこだわりメニューばかりです。
A目の前の国道五号線を渡ります。要所要所にフットパスのサインが設置されています。足の向きに進んでいきます。
B舗装路から非舗装路に。踏み分け道を歩いていくと、目の前に広大な畑地が現れるので、その縁を歩いていきます。
C再び国道五号線を越えて、熱郛川沿いに歩いていきます。車の轍が残り、歩きやすい道です。前を歩いているのは、町長さんです。
D次第に道は緑に覆われていきます。
Eここから先は、このフットパスのため町内外の方が草刈をしてつくった川沿いのルートを歩きます。
Fすぐ左手には清流、熱郛川。川のせせらぎが聞こえてきます。
G岡本橋を渡り、東山に向かいます。
Hここからは川を離れて、西へ向かいます。
I所々で断層が見られます。かつてこのあたりは海の底でした。、堆積した砂が露出し、あたりには貝の化石などが散らばっています。
Jやがて道は緩やかな上り坂になります。
K190mの東山山頂のその上に携帯電話用の鉄塔が聳えます。
Lここから西側斜面を下っていきます。左手に黒松内町の市街が広がります。ここはスキー場(N)の上なので、急ですがまっすぐ下ることもできます。
M緩やかな下り坂を歩いていきます。
N左手にある東山公園スキー場。この斜面を登っていくとLの場所に出ます。
O朱太川を渡れば、もう町中です。
P橋を渡り、5分も歩くと黒松内役場に到着です。

▲JR函館本線の熱郛駅。道の駅まで4分ほどです。

▲熱郛駅に停車中の札幌方面行きの車両。

▲JR黒松内駅。黒松内町役場へは徒歩で5分ほどです。
▲道端にはたくさんのキノコ。川沿いにはヤナギの木に、ヤナギタケ(ヌメリスギタケ)がたくさん生えていました。
コースVIEW
@道の駅くろまつない。黒松内町オリジナルの商品ばかりで、どれも人気があります。町内の公共施設はグリーンの屋根と茶系の壁で統一されています。

A国道五号線を渡ります。舗装路はこの突き当りまでです。分岐路には道標(サイン)があるので、その足の方向へ進みます。今回は地元主催の「秋のフットパスを歩こう!」ツアーに参加しました。

B突然道が途絶えますが、そんなときはサインを探します。足の向きと同じ方向に進んでいくと、再び道が現れます。

C熱郛川と平行して歩いていきます。

Dやがて轍も消えていき、草深くなっていきます。

E道が二股に分かれています。道標があるので左側(川沿い)にルートを取って進みます。

Fここから先は地元の方が草を刈り、汗を流してつくった道です。左に熱郛川、右に函館本線の線路が見え隠れしています。

G岡本橋から見た熱郛川。黒松内の森は針葉樹が少なく、ほとんどが色鮮やかな落葉広葉樹林です。このあたりはブナの北限として知られ、町内では街路樹にもブナを見ることができます。豊かな森が豊かな水を育んでいます。

H岡本橋を越えたこのあたりがほぼ中間の5キロ地点です。ここから川を離れ東山への上り道となります。

Iこの熱郛川はじめ、町内を流れる朱太川、添別川付近では新第三紀(新生代第三紀の後半、2400万年〜170万年前)までの地層(黒松内層、漱棚層)である砂岩、貢岩等の堆積岩を見ることができます。化石とは思えないほど、完全な形を保った貝化石をザクザク拾うことができます。さらに驚くことに、この貝化石を土壌改良剤や家畜飼料として加工販売している会社が黒松町内にあるのです(有限会社カシワエンタープライズ)。

Jコケに覆われ地面がふわふわしています。緩やかな傾斜なので気がつくと、もう頂上です。
K山頂には携帯電話用の鉄塔が建っています。

Lこれから下りていく黒松内の町並みが見渡せます。東山公園スキー場をまっすぐ下ることもできます。

M非舗装路からやがて簡易舗装路に変ります。

N東山公園スキー場の下に出ます。右上に見える塔が先ほどの携帯電話用鉄塔です。

O朱太川を渡ると役場までもうすぐです。

Pゴールの黒松内町役場。また、「寺の沢コース」のフットパスのスタート地点でもあります。元気のある方は続けてどうぞ。疲れた足を休めたい方は、町内の温泉施設「ぶなの森」もあります。


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